子どもの癇癪が止まらない!保育士が行う対処法とは

保育
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こんにちは。保育士歴6年のあまなつです。

子どもは自分の思い通りに行かなかった時、「ぎゃーー!!」と泣き叫んだり、物を投げたり、人を叩いたり、癇癪をおこすことがありますよね。実際に子どもの癇癪で悩んでいる新人保育士さんもいるのではないでしょうか。

今回は、子どもが癇癪を起こした時に私が実際に行っている対処法についてお伝えします。

癇癪の原因を探る

子どもが癇癪を起こすのには、

  • まだ言葉が上手でなく、気持ちを言語化できない
  • 感情のコントロールが難しい

といった背景があります。これは、子どもの成長段階でもあります。

これらを子どもが自分で解決できるようになっていくと、癇癪も少しずつ落ち着いてきます。この成長のサポートをするのが保育士の役割です。

なぜ子どもが癇癪を起こしているのか?という原因を探ってみましょう。

直前にしていた行動は何か?いつもと違う環境があるか?と考えてみてください。

例えば、「作っていたおもちゃを友だちに壊された」「コップ入れの袋がうまく閉まらない」「失敗してしまって恥ずかしい」など。原因を探って解決の糸口を見つけます。

子どもの気持ちを代弁する

癇癪の原因を探れたら、実際に言葉にして代弁します。

「おもちゃを壊されて悲しかったね」「悔しかったね」

そうやって気持ちを代弁することで、子どもは『今、自分は悲しいんだ』『これは悔しいっていう気持ちなんだ』と自分の気持ちを理解し、感情の名前を知ります。同時に、『自分の気持ちをわかってくれている』という安心感が生まれ、少しずつ気持ちが落ち着いてきます。

場所を変えてクールダウンする

泣き叫んで暴れて、とてもじゃないけどこちらの声が届きそうにない時は、まず場所を変えてクールダウンさせることが必要です。

他のクラスの先生に協力してもらえるのであれば、静かな場所に移動しましょう。

難しければ、廊下や部屋の一角にパーテーションを置き1人になれる空間を作るだけでも良しです。

一人きり(もしくは保育士と2人きり)になれる環境を用意すると、少しずつ気持ちも切り替わり、落ち着いてきます。子どもが落ち着いてきたタイミングで気持ちを代弁してあげるとすんなり受け答えができることもあります。

「それでもやっぱり悔しいーー!!」と感情が収まらないこともあります。

そんな時は、全く別の遊びに誘ってみたり、先生のお手伝いを頼んだり(簡単な物でOK)すると気が紛れて気持ちが切り替わります。泣いているうちに子ども自身も、なぜ泣いているのかわからなくなっていることもありますよ。

私が実際に現役時代に読んでいた本もこちらに紹介しておきます。

かけるべき言葉が具体的で、なぜその言葉がいいのかという理由までしっかり書かれているため、すぐに自分の保育に取り入れやすかったです。よかったら読んでみてください。

まとめ

最初は子どもの癇癪が止まらなくてますますエスカレートして、焦ってしまうことも多いと思います。

でも、癇癪の理由や背景を理解することで落ち着いて対応できるようになります。

少しでも参考になれば幸いです。

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